海外のホテルのベッドにある大量の枕はどう使う?

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文化・風習

海外旅行をされたことのある人なら、ホテルのベッドを見て一度は思ったことあるのではないでしょうか?

枕多っ!!

海外のベッドメイキング

海外のベッドメイクって日本とは違って、私たちでは理解しづらいことがいっぱい。

 

掛け布団うすっ!

ぴっちり挟まってて入りにくっ!

枕多っ!

 

あ、これ全部私が思ってることなんですけどね。あとは、

 

足元にかけてある立派な帯みたいなやつ、寝てる間に落ちて汚してしまいそうで気になってオチオチ寝てられん!

 

と思ったりもします。( ̄▽ ̄)いやもう思いっきり熟睡しますけどね

 

私の友達に聞きましたよ。

 

枕はなんであんなに多い?

ホテルの枕の数に驚きますよね。最低でも4つはあります。長~~~い枕があることも。

 

我々日本人は「ひとつあれば十分じゃん!この余った3つはどうすんのよ!?枕真ん中に置いて寝たいのに置けないじゃん!」と大量枕が邪魔で仕方なくなります。

 

ねぇねぇ、あれ数多すぎるんだけど。頭ひとつしかないのに全部使うの?使わないやつはどうするの?(´Д`)枕がベッド占拠しよるんですけど

 

EmmaとKate(カリフォルニア出身)に聞いたところ、

 

自分の寝やすい枕を選べばいいのよ。私たちも実際はひとつしか使わないわよ。
*二つ使う人もいます。

 

あ、やっぱり?そりゃ頭ひとつだもんね。で、使わない枕はどうしてるの?

 

ぽいっ!(/・ω・)/ ⌒ □ ◇ □ ←枕の数々 Σ(゚Д゚;)ぎゃいん!

 

ぽいっと投げやがりました。(´Д`;言葉がお下品ですわよ

 

投げるポーズをして、「いらない枕は全部床に捨てればOKよ!」とどや顔で thumbs up されました。別の機会にMatthew(NZ出身)にも聞いてみましたが同じ答えでした。ぽいっと。

 

最近は西洋人も家の中で靴を脱いで生活する人も増えましたが、基本的には靴を履いたままの生活です。なので床に座り込むということはしません。リビングではソファでくつろぎ、自分の部屋ではベッドの上でくつろぐのが一般的です。

 

なので、本を読んだりテレビを観たりする時はその大量の枕(やクッション)を背もたれに使います。寝る時は不要なので床にぽいっ!です。抱き枕にする人もいます。

 

日本人の感覚からすると枕を床(しかも土足の)に放置するのは衛生的にう~~ん…と思ってしまいますよねぇ。枕は踏んではいけないって親から教わりましたし。
*ソファなどに置いておく人もいると思います。
国が変われば考え方も変わるもんですね。興味深いです。

 

*西洋の女の子は薄紫好きの人多いです。壁の色もハデだったりします。

 

ベッドの足元の帯みたいなやつは何?

ついでにベッドのお話いろいろ。

 

あの帯のようなテーブルランナーのような物は、ベッドランナー(bed runner)とかベッドスロー(bed throw)というのですが、あれも汚れてもいいものです。

 

同じく靴で生活する西洋人たちが、靴を履いたままベッドに寝転がったりすることもあるので、ベッドカバーが汚れないようにかけてあるのです。ベッドカバーのカバーです。ベッドカバーカバーです。英語にすると bed cover cov…\(´Д`)あ、もういいっす!

 

実はベッドカバーは和製英語で、英語では bedspread(ベッドスプレッド)と言います。

 

西洋人はベッドの上で過ごす

西洋の人たちはベッドの上が生活スペースなんだなぁと実感した場面があります。

 

Kate、Emma、Matthewがそれぞれうちに泊まりに来た時は、客間として使っている和室に布団を敷いてあげるのですが、3人ともくつろぎタイムになると布団の上にあぐらをかいてスマホをいじったり、ノートパソコンを広げたり、ジュースを飲んだりしています。(゚Д゚;)こぼさないかドキドキ…

 

スーツケースまで布団の上で開けるので「それはやめてーー!布団がキャスターで汚れる~~!」と阻止します(汗) やつらは何でもかんでも布団の上に引き込みますよ!(´Д`)セラミックヒーターも布団の上に置いたことあります。やめてー!

 

うちの和室は6畳なので、一人で泊まりに来れば布団の外にも余裕があるのですが、3人とも畳の上に座ったりはしないんです。やっぱり靴で生活している感覚で、ベッドの上がくつろぐ場所のようです。

 

Matthewが住んでるアパートはフローリングなのですが、ベッドを使わず布団で寝ています(何年も日本にいると思ってなかったので買わなかった)。彼は「フローリングの上に直に布団を敷くのは汚い感じがして本当は嫌だ。」と言います。「日本は靴を脱いで生活するから清潔なのはわかってるんだけど、体に染みついた感覚が”床は汚い”と思ってしまうんだ」と戸惑っています。

 

どうしても受け付けない感覚ってありますよね。日本人だと「靴のままで家で生活するなんて、床が汚れるし無理!」と西洋人とは真逆の感覚がありますし。靴脱がないと解放感ないし。

 

もしかしてMatthewはうちの布団で寝るのもつらいのかも…と思って聞いてみると、「Shikiの家は畳があるから大丈夫!僕の感覚では畳は床の上に敷いているマットだから不潔な感じがしないんだ。快適に眠れてるよ!」と答えました。

 

畳ってマットやカーペットの感覚なんですね!確かにNick(Emmaの弟)が日本に来てうちに泊まった時も、初めて畳を見るNickにEmmaは “Tatami mat.” と説明していました。

 

まとめ

ベッドの枕の話から生活様式の違いまで学んでしまいました。文化の違いを知るのは楽しいですね!床は汚いという認識があるのに枕をぽいっとすることに抵抗がない感覚も不思議です(笑)

 

あ、そうそう!ベッドカバーがぴっちり挟まってるのはずり落ちないようにする為だそうですよ。見栄えが美しいという理由もあるようです。

 

みなさんも海外旅行で大量の枕に困った時は堂々とぽいっ!としてください。(^-^;抵抗あると思いますが…

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