名無しの権兵衛…って、最近もまだ言うんでしょうか?名前がないのに権兵衛さん。名前があるのかないのかどっちやねん!?( ̄д ̄)ノシ 名前がわからない人のことをとりあえず権兵衛さんと呼ぶ、いわゆる仮名として使われる名前ですよね。
実は英語にも名無しの権兵衛さん的な名前があるんです!どんな名前なんでしょう?興味津々ですね(*^^*)
名無しの権兵衛さんの英名とは
何の話だったかすっかり忘れたのですが、Emmaが anonymous と言ったんです。私は知らない言葉だったので、どういう意味?と聞きました。どんな英語で教えてくれたのかも覚えてないのですが、とにかく「名前がわからない」「名前を隠す(=匿名)」という意味だと理解しました。
その流れでEmmaは「事件や事故なんかで身元不明の人を発見した時は、仮名をつけて報道するのよ」と教えてくれました。
男性の場合は
John Doe (ジョン・ドウ)
女性の場合は
Jane Doe (ジェーン・ドウ)
と言うそうです。なんかかっこいいですね。名無しの権兵衛さんより名前らしい名前!
でもDoeには名前がわからないという意味も含まれているので、日本語にすると「名無しのジョンさん」「名無しのジェーンさん」ってことですよね。なんだ、ゴンベさんと一緒だね(ノ∀`)
交通事故などで救急車で運ばれる時、被害者が話をできない状態だったりして誰だかわからない。そんな時にとりあえず John Doe / Jane Doe とカルテに記入するの。
または裁判などで名前を出すのに都合が悪い場合などにも John Doe / Jane Doe と名乗ったりするのよ。
とEmmaが丁寧に教えてくれました。
そういや、名無しの権兵衛の女性版ってないですよね。女性はどうしてたんでしょうね?本当は名無しの権兵衛とは女性に充てられた名前だとも言われますがもうややこしい!ここは英語ブログなので追及しないでおきます。( ´д`ll)ムリっす
複数人いる場合
悲しいことですが、災害などで身元不明の怪我人などが複数人いる場合も十分にあり得ます。その場合は John Doe 1, John Doe 2 と、番号を付けて判別するそうです。
*医療の事はさっぱりわかりませんので想像で描きました。間違いがありましてもご了承ください。
山田太郎、花子の英名もある!
なんと。あるんです。
山田太郎さん、山田花子さんは書類の書き方の見本によくご登場されますよね。一般的によくある名前(日本を代表する名前)として使われますね。
英語の場合は
John Smith
Jane Smith
のお二人がよくご登場されるそうですよ!
Johnという名前について
John というのは古い古い時代からの、男性の代表的な名前です。太郎みたいなもんです。他には Jack も英語のポピュラーな名前です。JohnとJackは同じ意味(聖ヨハネのこと)という話もありますが、長くなるので細かい話はやめておきます。
そしてJohnの女性名が Jane だそうです。なのでJohnとJaneは同じ意味。ということはJackとJaneも……って長くなるからやめとこ( ̄∀ ̄)
Smithという名前について
Smithさんもよくある苗字ですよね。Smithとは技術者(職人)の意味だとEmmaから教えてもらいました。smithには「打つ」という意味があるそうです。そして主に金属をトンテンカンテンする人達をスミスさんと呼んだことから、それがそのまま苗字になったそうです。
なので、John Smithさんは、初めは「鍛冶職人のジョンさん」と呼ばれてて、そのまま「鍛冶屋ジョン」というフルネームになったわけですね。日本語だと鍛冶屋太郎。なんかかっこいい(*´∀`*)日本語にする意味あるのかい?
職業がそのまま苗字になった
英語圏では苗字を聞けば祖先の職業がわかる人が多いんです。
例えば、Fisherさんは漁師、Carpenterさんは大工、Taylorさんは服の仕立て屋さんと言うような感じです。わかりやすいですね!日本の苗字は地名がルーツのことが多いですが、こんなところでも文化の違いがあるのは興味深いです。
まとめます
話がアッチコッチに行ったのでまとめましょう!
- 身元不明、氏名不詳の人を John Doe, Jane Doe と呼ぶ
- 一般的な名前を差すのは John Smith, Jane Smith
- 匿名の英語は anonymous(匿名の)、anonymity(匿名)
由来がわかると、同じ仮名でもなんとなく Doeには悲しいイメージ、Smithにはポジティブ…とまでは言いませんが、悲しいイメージはないなぁと感じるようになりました。こうやってイメージができることは英語上達に大いに関係してくるので良いことですよ!
名前の話もイメージの話も参考にしてくださいね!