今日は海外旅行で絶対ぜったい役に立つ「できたて熱々をください」という英語を紹介したいと思います。なぜそんなに力説するのかはこの後わかりますよ!
海外のスープはぬるい
ぬるいんです。ほんとに。
NZにも日本人経営のラーメン屋さんがあるのでワーホリ時代に何度か行ったのですが、ラーメンのスープがぬるいんです!とにかくぬるいんです。
ふーふーしながらはふはふ麺をすすりたいのにスルスル喉を通るんです!ぐびぐびスープが飲めるんです!!許せん。味はおいしいのにがっかり。他のラーメン屋さんもぬるい。NZで熱々ラーメンを食べるのは諦めました(最近は熱々スープのお店もあります)。
Kiwi(NZ人)が経営するレストランでクラムチャウダーを頼んでもぬるいんです!はふはふジャガイモを口に入れたいのにスルスル口に入るんです!!ぐびぐびスープが飲めるんです!!!許せん。がっかりです。
ミネストローネを頼んだ時もぬるいんです!はふはふマカロニをほおばりたいのにスルス…(以下略)
白人さんは猫舌
どうやら白人さん達は熱いものが苦手のようです。ハワイのレストランでクラムチャウダーを頼んだ時もぬるいんです。はふは…(以下略)
そういやコース料理なんかもだいたいの料理冷めてますよね。あの人たちゆっくり食べるから温度とかあんまり気にしないんでしょうかね?
マナーも関係してそうですよね。欧米やオセアニア(いわゆる白人社会)ではスープや麺をすするのはご法度です。お行儀悪い、下品と嫌がられます。日本ではズズズとスープや麺をすすることはタブー視されませんよね。むしろ「おいしそうな音立てるね~!」とほめられさえしますが、あちらではあり得ない事です。スプーンに上品に口をつけ、音を立てずそっと飲むのがマナーです。熱々のスープに優雅に口なんかつけたら「あづーーーー!!!( ゚Д゚;;;)」とひっくり返って唇大やけどです。
というわけでスープがぬるいのはマナーも影響しているように思います。
できたてを下さいという英語
しかし日本人は熱々のスープが飲みたい。揚げたてポテトが食べたい。作りおきなんてイヤ!(≧Д≦)イヤよ~!英語で「できたて熱々を下さい」って注文したい!
でもできたてって英語でどう言うの?Do you know? So you know? そう言うの?え、ああ言うの?Are you no? ( ´д`ll)もうわかったからやめて…
しかし困った。Shikiは「できたて」という英語を知りません!読者さんからのリクエストトピックなのに答えられない! よし、ここは日本語で質問してもオッケーのSteveさんに聞くしかない!
聞きました!(´∀`*)おせーて♪
なんと!
Steveさんも知りませんでしたー ( ゚Д゚)うそん!?
できたて熱々という英語をわざわざ使ったことがないらしく「どう言えばいいかちょっと思いつかない」とのこと。「日本の人が熱々が好きということも知りませんでした。とても興味深い話ですね!」と逆に関心を持たれました (´∀`*)異文化交流♪
でも「できたて」という英語は教えてもらいましたよ。
fresh prepared (フレッシプリペァァド)
と言うそうです。ざっくり言うと fresh は新鮮、prepared は用意されたもの、という意味です。他にも fresh-made や fresh cooked という言い方もできます。サラダやサンドイッチなんかにぴったりの言葉ですね!このフレーズは加熱した料理にも使えます。
Can I have fresh prepared sandwiches? (作りたてのサンドイッチをください)
I’d like a sunny-side up. Fresh cooked please. (目玉焼きをください。できたてをお願いします)
こんなふうに言えます。デリ(お惣菜屋さん)でも “Fresh prepared!” というpopが貼られたりします。どこの国もできたては嬉しいものなんですね。
しかしやっぱりできたて熱々って英語を知りたい!
と諦めきれず、Matthewにも同じ質問をしてみました。彼は日本在住だし、日本滞在経験のないSteveさん以上に私たちの熱々LOVERっぷりをわかってもらえるはず!
fresh hot と言えばいいよ!
と教えてくれました!
MatthewもSteveさんと同じように「fresh prepared だけでできたてという意味だから、ちゃんとできたてあつあつをサーブしてくれるよ!例えば、fish and chipsの店は注文してから作ってくれるから熱々なのが当たり前なんだ。だからSteveも fresh hot なんて言い方したことないんじゃないかな?でも作りおきの食べ物屋さんもあるよね。Shikiはそういう場合に言いたいんでしょ?」とわかってくれました。さすが。
【できたてアツアツの英語(どちらを使ってもOK)】
fresh hot chips / hot fresh-prepared chips
fresh hot breads / hot fresh-baked breads
【例文】
Could you give some hot fresh-cooked chips? (できたてアツアツのフライドポテトをください)
*フライドポテトの英語はイギリス英語ではchips、アメリカ英語では french fries です。
Can I have a fresh hot churro? (できたてあつあつのチュロスをください)
さらに「超アツアツがほしいなら piping hot と言ってもいいよ!」と教えてくれましたが、普通は hot だけで十分伝わるそうです。
piping hotの発音を無理やりカタカナで書くと パイピンホット です。めっちゃくちゃ熱いという意味です。
熱々のスープをくださいって英語も知りたい!
ちなみにスープは作りおきですから(注文の度に一から野菜煮込んで作らないですね)、fresh hot というフレーズを使うとややこしいことになりそうです。一からなんか作れねぇよ!と追い返されてしまいます。なので、
Can I have a piping hot clam chowder please. (熱々のクラムチャウダーをください)
と注文しましょう。very hot, steaming hot, extremely hot でもOKです。
おまけのエピソード
私は学生時代にファストフードで働いてたんですが、その頃は英語がまったくわからず外国人のお客さんとはほぼジェスチャーで接客していました。外国人のお客さんは熱々のポテトが欲しいと、私にわかるように “I want hot, hot, hot! OK?” とポテトをはふはふ食べるジェスチャーも交えて注文してくれました。
なので私達も海外でこんな風に “Hot please!” みたいに簡単な言い方でいいんだと思いました。通じればなんでもOKです!
まとめ
できたては英語で、
fresh-prepared
fresh-cooked
fresh-made
(ハイフンはつけてもつけなくも通じますが、freshly prepared が文法的に正しい英語なのでとりあえず – をつけています)
Can I have a fresh prepared salad? (できたてのサラダをください)
Could you give a fresh-made fish and chips? (揚げたてのフィッシュアンドチップスをください)
アツアツを主張したいなら、
fresh hot (食べ物の名前)
Can I have 3 fresh hot doughnuts? (できたてアツアツのドーナツを3つください)
Could you give some fresh hot french fries? (揚げたてあつあつのフライドポテトをください)
または、
Can I have 3 hot fresh prepared doughnuts?
Could you give some hot fresh-made french fries?
です。海外のレストランやデリで熱々のおいしいごはん食べてくださいね!