映画などで見たことあるしぐさだと思います。両手の人差し指と中指を2本くっつけて、その指をクイクイッと2回曲げる動作。
これ何なんでしょう?
double-quotationのことです
クォーテーションマークとも言います。
Σ( ´д`ll)
あ、あの…、そのクォーテーションとやらの意味がわかんないんすけど…
あ、そうですよね。あまり聞き慣れない言葉ですよね。
ダブルクォーテーションとは、“ ”のことです。
これなら一目瞭然ですよね!私もこのブログでよく使ってます。セリフや引用したい文がある時などに使用しています。
あの指2本をクイクイッとやるジェスチャーは”ダブルクォーテーション”を表現しているんです。
そしてこのしぐさのことを Air quotes (エアクォーツ)と言います。
ほぉーなるほど!
意味はわかった。意味はわかったけど、どういう時に使ってるの?どうやって使うの?私達ノンネイティブでも使えるの?
ダブルクォーテーションのジェスチャーの使い方
誰でも使えますよ!使い方はとても簡単です。強調したい言葉、重要なキーワードを言う時に同時にクイクイッとやればOKです。
例えば普通に聞いてるとサラッと流してしまいそうな言葉、でもそれが重要な言葉の場合に用いますよ!
(”ピンク”という色は人をハッピーな気持ちにさせる)
ピンクという言葉は一般的すぎてサラッと聞き流してしまいそうです。でもクイクイッとやればピンクについて語りたいんだなとわかります。
“X” was one of the most famous musician in Japan, they renamed “X JAPAN” after that.
(”X”は日本のもっとも有名なミュージシャンのひとつで、彼らは後に”X JAPAN”と改名しました)
X(エックス)という言葉も単なるアルファベットと聞き流されないようにダブルクォーテーションのジェスチャーで強調しておくと「ん?今からXという何かの話をするんだな」と聞き手に注目してもらえます。
(ねぇ聞いてよ!昨日彼ったらうちに来なかったのよ!)
B: Huh? Did you tell him the date?
(え?ちゃんと日付は伝えたの?)
A: Of course! I exactly told “this Wednesday” to him.
(もちろんよ!確かに”水曜日”って言ったわ)
B: Oh my gosh…
(あらぁ…)
ちゃんと”水曜日”って言ったのに!と強調して話をすると確かに伝えたと言う主張がわかります。
*今の実際の人数にしています(ファンの方すみません)。”JAPAN”を付けてないのも意図的です。
手話にもあります
このダブルクォーテーションのジェスチャーは日本の手話にもちゃんとあるんです。
もちろん日本語なので”クォーテーションマーク”ではなく「カギカッコ」です。両手の人差し指と親指で「カギカッコ」のマークを作ると強調したい言葉や、セリフの部分を表現できます(カメラのフレームのようなジェスチャーです)。
手話じゃない日本語の会話でも、強調したい時って手を縦に2〜3回振ったりしますよね。言葉も強くなって。あの感覚と同じです。
余談ですが、手話って英語も日本語も共通のものが多いそうですよ!手話ができる友達(英語は話せない)が道で出会ったアメリカの”ろう”の人に手話で道案内したそうです。映画の話でも盛り上がったそうで「なんかお互いわかった」らしいです。すごい!
使い方によっては嫌味にもなる!?
この air quotes は使い方によっては嫌味や皮肉になることがあります。air quotes でくくった言葉の反対の意味になってしまうのです。
例えば、遅刻した人に向かって、
とおどけて嫌味っぽく言ってみたり、
髪を切ったのになかなか気づいてくれない鈍感な彼のことを皮肉って、
と、くいくいっとしながら友達に言ったりもします。
親しい間柄ならジョークとして使えるのでその場が盛り上がったりしますが、そうでない仲だと悪口になってしまうこともあるので注意が必要です。
まとめ
指2本をクイクイッと曲げるジェスチャーは強調したい時にやるしぐさで air quotes という。
イラストのように片手でクイクイッとやっても伝わります。私の英語ネイティブの友達は片手で軽くやることが多いです。もちろん両手でもどちらでも大丈夫です。
映画やドラマでよく見られると思うので、次回からは「強調してるんだな。わかるわかる♪」と余裕かまして観てくださいね!( *´艸`)余裕でわかるって気持ちい~い♪