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英語で「そっちに行くね」はgoと言わない!?なぜ comeを使うの?

「私の家に遊びにおいでよ!」とお誘いしたら、返事は「うん行くね!」ですよね。日本語だと。

でも英語では違うみたいなんです。

Shiki

Come to my house!

と言うと、

Emma

Yeah! I’ll come to you!


などと返事が来ます。なぜ??

これは日本語とは考え方の違う、英語ならではのおもしろい理由でした。

目次

comeの視点は相手側

「そっちに行くね!」と言う時、ネイティブは come を使います。

私の英語ネイティブの友達は、いつも私にそう返信してくるので「は?なんじゃこりゃ?」と気づきました。

最初は間違いかな?と思ったのですが、いつも

Emma

OK! Coming!

とか、

Kate

I’m coming soon!

とメッセージがくるので、これはこういう使い方なんだなと学習しました。

でもどうして come を使うのでしょう?

使っているうちにわかってきました。

この come は、視点が相手側にあるということなんです。

例えば私とEmmaが話をしていて、Emmaが「Shikiの家に遊びに行くよ~」という話の時は、Emmaが

Emma

I’ll come to you.

と言います。

視点 (話題の中心) が私側 (Emmaにとって相手側) にあります。

逆に私がEmmaに会いに行く場合も

Shiki

Can I come to you on Sunday?

などと言います。視点がEmma側にあります。

平たく言えば、相手のところに行く時は come を使うということです。

私はこの come というフレーズが好きです。

相手側に話題を置いているところが、相手のことを思っている感じがして好きなんです。

あなたに近づくよ!

と言ってる感じが、相手との距離感を縮めてくれるような気持ちになります(*^^*) 仲良し英語ですね♡

goを使うとこう変わる

これをもし go を使うとどうなるのでしょうか?

Emmaに質問してみました。

Shiki

もし私がEmmaに I’ll come to you じゃなくて、I’ll go to you って言ったら変な感じがする?通じない?

Emma

ちょっと変だけど大丈夫、わかるよ

感覚としてはこんな感じだそうです。

I’ll come to youは、相手に直接言う言葉。メールでも電話でも、とにかくEmma本人に言ってるわけです。

そして I’ll go to you だと、自分が独り言として言う言葉、または第三者に言う言葉だそうです。

I’ll go to you だと、私が一人でいる時に「今度Emmaに会いに行こう」と思ったり、「今度Emmaに会いに行くの」と友達に話しているわけです。(要するにEmmaがいないところで話している)

なんかすごく腑に落ちました。上手に comego の使い分けができそうです(^^)

im-coming96

come か go どちらを使うかわからなくなった時は

ニュージーランド人の Matthewにも同じ質問をしてみましたよ。

gocome どっち使えばいいの?と。

すると返ってきた言葉は、

Matthew

そんなに悩むなら I’ll visit you. って言えばいいよ。

Shiki

Σ(゚Д゚;)なんとなくガーン!

なるほど。簡単。ややこしくなったら visit を使え!ですな。

自分で使いこなすのが難しくても、ネイティブが come を使ってたら理解できるようになったし、これで一件落着ですな、助さん角さん。( ̄▽ ̄)はっはっは!ではまいりましょう。

coming の一番便利な使い方

でもちょっと待ってご老公!おShikiはもうひとつ知りとうございます!

冒頭に出てきた OK! Coming!I’m coming! というフレーズはどうやって使うの?

私より一回りも若いご老公 Matthewに聞きました。

Shiki

私が Dinner is ready! (晩ご飯できたよ!)とか、
Join me? (こっち来る?)と言った時、
キミはよく I’m coming! とか OK, coming! って返事するよね。

これを I’m going! とか OK, going! って言ったら変なの?

Matthew

それは変だと思うな。
もし Going. って言われたら、「え?今からどこ行くの?ここに来るんじゃなかったの?」って思っちゃう

なるほどー!なんかわかってきました!!

go は、自分たちのいるところから去っていくイメージなんですね。

なので、この場合の going はどっかに行っちゃうニュアンスのようです。

今すぐ相手のところへ行く時は coming (I’m coming = 今から行くよ!)を使うのが良いということですね。

私たちの間には come しか存在しない。お互いが近づき合う言葉しか存在しない。

go はその場から去っていく、ちょっとさみしい言葉なんですね。

まとめ

「そっちに行くね」と言う時に I’ll go to youと言うとどこかに去っていくイメージになるので、I’ll come to youと言おう!

ちょっとややこしくなりましたか?
まとめてみますね。

  • comeは相手に視点を置いて使う
  • I’ll come to you で「会いに行くね」という意味
  • I’ll come to you は相手に直接言う時に使う
  • I’ll go to you は自分で思ってる時の言葉
  • 混乱したら I’ll visit you を使え
  • 今すぐ相手のところに行く時は”coming” (ingを付ける)

とにかく I’m coming というフレーズを見つけたら「こっち来るんだな」と思えばOKです!

ややこしくて理解しにくい場合は2~3回読み直してみてください。分かってもらえると思います。

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~追記~

今気づいたのですが、よく映画の宣伝で野太い声の男性が Coming soon… って言ってますよね。あれは「もうすぐ俺らの街に来るぜ!」と言ってるのかなと思ってたのですが、今回のEmmaやMatthewの話を聞いてると、「もうすぐお前らの街に行くから待ってろよ!」の意味なのかもしれないな~と思いました。まぁどっちでも通じるのでいいんですけどね。

ナレーターは私達の声なのかと思ったら実は映画制作側の声だった!という事に気づいたShikiでございました。

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