杏里好きなんです。歌手の。
父が杏里を好きな影響で、私も小学生の頃CDを聴いて好きになりました。『思いきりアメリカン』とか『HAPPY ENDで振られたい』とか好きです。
特に好きだったのが『砂浜』。小学生で砂浜が好きなんて、今考えると渋すぎる…。
”少年の頃の心どこに行ってしまった”って歌詞があります
話が脱線しましたが、今日は杏里の代表曲、杏里の代名詞『オリビアを聴きながら』で英語の勉強をしましょう。サビの英語の歌詞の意味がわかると、この歌の良さをさらに実感します。
それにはまずオリビアが何なのかわかってからの方が理解しやすくなるので、先にオリビアについて説明していきますね!
オリビアを聴きながらのオリビアとはなんぞや?
1970年代後半に青春時代を送った人がドンピシャ世代だと思いますが、『オリビアを聴きながら』は今では全世代から愛されているスタンダード曲ですよね!若い人も聴いたことあると思います。
ここ数年は80年代前後の曲が City Pop というジャンルになり、若い人にも広く聴かれるようになってますよね!(昔はニューミュージックって呼ばれてましたね)
オリビアを聴きながら -ANRI 杏里 Official♪-
私も子供の頃から聴き馴染みのある歌。杏里の透き通った声が心を打つ歌。小学生をも魅了する歌。杏里すごい!
でもオリビアって何?
子供の頃はオリビアが何かよくわかりませんでした。なんとなく子供心にセイレーン的な人魚の歌声のことかと思ってました。なので勝手にものすごく神秘的な歌だと思ってました。(^^)セイレーンは人魚ではなく半人半鳥
でも大人になって洋楽を聴くようになってから気づいてしまいました。
オリビアって、オリビア・ニュートン=ジョンのことなのでは?って。
私がオリビア・ニュートン=ジョンを知ったのは90年代後半。
ゲームセンターで大流行してた”ダンスダンスレボリューション(DDR)”の中の一曲『そよ風の誘惑 (Have You Never Been Mellow)』でした。
大好きで必死で覚えてカラオケで歌ってました。⸜( ˶ ̇ᵕ ̇˶)⸝ その頃まったく英語できなかった
その後、『カントリーロード』『ザナドゥ』『フィジカル』等の有名曲もこの人と知ってビビりました。DDRはめちゃヘタだったので友達のを眺める専門でした。( ̄∀ ̄)どーーーでもいい情報
オリビアを聴きながらがリリースされたのが1978年。
オリビア・ニュートン=ジョンは70年代にヒット曲を連発して大人気だったことからも納得がいきます。
そしてオリビアを聴きながらの歌詞の中にそれを決定的にさせる部分があるんです。
Making good things better
という歌詞。
オリビア・ニュートン=ジョンの1977年に発売した曲に『Making a Good Thing Better』というのがあるんです。ここから引用したとわかりますよね!((´∀`))もう決定的!
唯一の英語のフレーズであり、サビの部分でもあるのでとても印象的。目立たせて強く惹き込む技がすごいなと思わされます。
なので当時を知ってる人ならすぐオリビアが誰のことなのかすぐわかってしまうのです。たぶん。
私がここでドヤ顔で語っていることは「え、今さら!?」くらいの話なのです。たぶん。
英語の歌詞を読み解いていきましょう
making a good thing better の意味を知って、オリビアを聴きながらの歌詞の意味も考えてみましょう。
私の主観も入るので、他の人の解釈とは違うこともありますがご了承下さい。歌詞は多くを語らず、受け手に解釈を任せるもの。歌詞の解釈に正解も不正解もないので、あなたと私の解釈が違ってもOKです!
ではいきましょう。
making a good thing better とは「良い物事をもっと良くしていく」という意味です。
この曲の場合は「二人の恋愛関係」のことですね。
二人の恋をより良いものにしていこうと歌っているわけです。
”making good things better” と複数形に変えているのは、タイトルそのまま引用するのは無粋、そして複数形にする事で、良い事は一つではなく、たくさんあると言いたいのだと思います。
あれ?オリビアを聴きながらって悲しいバラードだよね?「良いことをもっと良くする」だとハッピーな曲になっちゃうから意味違うんじゃない?
と思った人もいるかもしれません。
この歌詞はこの英語のフレーズだけでは意味が不十分なんです。前後を読んでいきましょう。
出逢った頃は こんな日が
来るとは思わずにいた
Making good things better
いいえ済んだこと
時を重ねただけ<引用元:カラオケ予約-キョクナビ JOY SOUND>
出逢ってすぐは別れるなんて考えもしなかったわけです。
そして、
Making good things better. (ふたりの関係はもっと良くなる)
と歌った後の
いいえ 済んだこと
と強い否定。強いですよね。きっぱり否定してますよね。
Making good things better と思ってたけど、それはもう済んだことなのです。
「時を重ねただけ」というのが少し難しい解釈です。
ふたりの関係はもっと良くなるのではなく、「ただズルズル時間を過ごしただけで良いものにはなってなかった」と言ってるように思います。
時間だけが経って、「ふたりの関係に疲れ果てたあなたは私の幻(美化された私)を好きだっただけ」。そう歌っているように感じました。
私的には、この英語のフレーズに”はてなマーク”をつけたいですね。
Making good things better? いいえすんだこと
(二人の関係はもっと良くなるですって?いいえもう終わったことよ!)
と強く相手を否定している感じがします。
なので Making good things better は彼女の言葉ではなく、彼が言ったセリフを否定する為に復唱してるんだろうなと思いました。そして彼女も彼をまだ愛しているのかもしれません。愛してるけどもうダメなの…という感じ。(^_^)あくまで私の主観です
Making good things better の意味を知るだけで、こんなにも歌の世界観が広がりました。ドラマのワンシーンのよう。
この英語の歌詞はさらっと聴き流すにはもったいなすぎる重要パートだったとわかると思います。
私は20年くらいもったいない時間を過ごしてました。 ゚(゚`ω´ ゚)゚
まとめ
オリビアはオリビア・ニュートン=ジョンのことで、英語の歌詞には超重要ポイントが隠されていた!
日本の歌でも英語の勉強はできます!
洋楽は全部英語なので、訳してみようとすると挫折しがちです。でも邦楽だと英語の歌詞はほんの一部分。一気にハードル下がりますよね。ワンフレーズくらいなら訳してみようかな、意味考えてみようかなという気持ちになれますよね!
英語の歌詞を取り込んだJ-POPはたくさんあるので、まずはJ-POPで英語の勉強をするのもアリですよ。好きな曲ならやる気もアップ!解釈に不正解はないのでぜひ挑戦してください。
でもどうしても答え合わせしたい時は、ネットで和訳も調べられるので無問題♪(^^)試験じゃないのでカンニングしまくりましょう!
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