誰かが言った言葉に対し、同意の返事をする時、英語では「私もです」という意味の Me too. を使うと思います。
I want a dog. (犬が欲しい)
Me too! (私も!)
I like chocolates. (チョコが好き)
Me too! (私も!)
I’m hungry. (お腹空いた)
Me too. (私も)
というように。
しかし、I love you. の返事に「私もです」という意味で Me too. というのはちょっと変なのです。というかめっちゃ変なのです。
Me tooとは言わない
I love you. ってかなり重い言葉のように思われがちですが、家族や仲のいい友達同士にも言うことができます。愛情のこもった言葉です。
男女の間では誤解が生じるかもしれませんので、お互いの関係の信頼度によって使い分けてください。男女の仲を超えて私たちには絆がある!と思えるなら I love you. と言っても大丈夫ですが、一歩間違えると「え?私のこと好きなの!?私は友達としか思ってないんだけど…」「そこまで言われたら俺には重い…」と思われてしまうかもしれません(^^; そんな時は I like you so much. などと言いましょう。
私はKateもEmmaもMatthewも大好きで、みんなも私と夫Hiroyukiのことをファミリーと思ってくれています。そんな間柄なので、チャットの最後やバースデーカードには I love you! と書いたりもします。そんな時3人は “You too!” と答えてくれるのです。
I love you! (愛してるよ!/大好きだよ!)
You too! (私もよ!/僕もだよ!)
これが正解の返事です。(と言いたいのですが、続きがあるのでまだお待ちください)
私も英語が全然ダメダメだったので、Me too. と言うのだとずっと思っていました ( ̄3 ̄)だって日本語だと「私も!」って言うじゃん… でも3人とのやりとりで I love you. の返事は You too. と言うんだなと気づきました。
なんでだろう?と考えてみました。
Me too/You too. は略語
Me too. You too. は略語なのだと気づきました。なので略さずに返事をすると、
I love you! (私はあなたを愛してるよ!)
I love you too! (私もあなたを愛してるよ!)
となるわけです。しかしここで Me too! と言ってしまうと、
I love you! (私はあなたを愛してるよ!)
I love me too! (私も私を愛してるよ!)
となってしまい、自己愛めちゃ強っ!!!となってしまうわけですね ( ゚Д゚)どんだけ自分好きなのよ!
私たちは日本人なので、つい日本語ベースで英語を話そうとしてしまい、なんだかヘンテコリンな英語になってしまうこともたくさんあります。まぁ日本人だからしかたない!失敗しまくってその都度覚えていきましょう。
でも理屈がわかれば次からは間違えなくなりますよね!英語は丸暗記するより「なるほどね!」と納得した方がずっと忘れずにいられます。ここで納得してしっかり覚えた!と思ってもらえたら嬉しいです(*^^*)
というわけで I love you. I like you. の返事は You too. です!
と言いたかったのですが、I love you. の返事には I love you too. と略さず言う方が良いそうです。
読者の方からご指摘を受けて、もう一度Matthewや私の英語の師匠Steveさんに質問しました。
すると、You too だけだとちょっと冷たい感じになってしまうので、「きちんと I love you, too. または、Love you, too. と言った方が伝わるよ」と教えてくれました。
う~ん、私 “You too” って返事もらってたんですけどねぇ。あれは何だったんだ!?超略されたのか?!
とにもかくにもご指摘いただいた方に感謝です。
ちなみに、女の子たちの間で友達に向かって I love you. と言う場合、 Love ya! (ラヴヤ!)とカジュアルに言うことが多いようですよ。男の子同士で I love you. や Love ya. と言うとゲイと思われるのでストレートの人はご注意を。ゲイの人には素敵な愛情表現だと思います。
*buzz-buzz …ここでは「ひそひそ」という擬音です。
You tooと返事しても良いとき
もひとつ、I miss you.(さみしいよ。会いたいよ) の返事も Me too. ではなく You too. です。I miss you too. の略ですね。うっかり Me too. と言ってしまっても察してはもらえますが、せっかく覚えたのでこれからは You too. と返事してくださいね!(これは You too という返事をよくもらうので大丈夫ですが、きちんと言いたい人は略さず I miss you too. と言ってください)
まとめます
ちょっと話がややこしくなってしまったので、もう一度おさらいしますね。
・I love you. の返事に Me too. とは言わない。「自分のことが好き」という意味になってしまうから。
・私もだよ!と返事したい時は I love you, too. と略さずに言う
ネイティブの友人たちは「間違えても言いたいことはわかるから大丈夫だよ!日本人は間違うことを恐れすぎてるから、間違えても気にしないでね!」と言ってました。Me too. と言ってしまってた人も大丈夫です。たくさん間違えて成長しましょう!
コメント
I love you の返事にMe too というとかなりヘン というブログ、へ~っと思って読みましたが、私の知っているバイリンガル(英語ネイティブです)2人に言ったら、You too じゃ意味通じないよ~と笑われました。アメリカに住み、イギリス人と付き合ってる若者ですよ。英語は地域によって使い方違うもしれませんが、このブログのいいきりは、いかがなものでしょうか。
Yasukoさん、コメントありがとうございます。
私の友達からはこのように聞いていて、私の少ない交友関係でのやりとりの中で知ったことでした。
ご指摘ありがとうございました。友人にもう一度質問し、編集しなおしました。
こんにちは。
“Me too.” が “I love me too.” の略になるから返事として適切でないことは理解できたのですが、この論理だと”I want a dog.” への同意の返事が “Me too.” で成り立つことが説明できないのではないでしょうか。
仮に文脈上明らかだからというのであれば “I love you.” の方も会話の流れから誤解は生まれないはずですし・・・(また “You too.” が “You love you too.” の意味にはならない?)
屁理屈みたいで申し訳ないのですが、もしご説明いただけると助かります。
よさん、コメントありがとうございます。
私の理解力が足らず、よさんのご質問の意図をうまく汲み取ることができませんでしたが、一生懸命考えて私なりのお返事をしたいと思います。見当違いでしたらごめんなさい。
me tooは「私も同じ意見です」という意味です。I want a dog. (私は犬が欲しい)に Me too. と言えば、「私も同じ意見です(私も欲しいです)」という意味になります。これは I want a dog, too. の略ではなく、Me, too.(私も) という決まり文句のようなものです。「me tooは、I 〇〇 me, tooの略だ」と思い込んでしまうと今回のように混乱されると思います。おそらくよさんは「I want a dog. のどこに me があったの?」と考えてしまったのではないでしょうか? 深く考えず 「me, too = 私も(同じ意見です)」とそのまま覚えてください。
I want a dog. の返事に Me too. と言うことに抵抗あるなら、So do I. という返事もできます。「私もそうです」という意味です。I’m sleepy. などのようにbe動詞が使われた場合は So am I. と返事できます(もちろんMe too. でも大丈夫です)。
そして I love you. の返事に Me too. と言ってしまっても理解はしてくれるので大丈夫です。ただ「言いたいことはわかる。でもやっぱりちょっと変」と思ってしまうようです。
You too. が You love you, too. にならないのかというご質問ですが、この場合の you tooは、I love you, too 「私もあなたを愛してます」というフレーズの略なので(本来は略さずきちんと言うのが常識だそうです)、You love you, too という意味で受け取る人は多分いないと思います。私の知る限りでは You love you, too. というフレーズは見た事も聞いた事もないですし、googleで検索してみても引っかかりませんでした。
例えば、Have a nice day! (良い一日を!)の返事の You, too. は「あなたもね」という意味で使えます。相手に”願いや祈りの気持ち”がある時は You, too. と言う事ができます。
例) Be safe! (気をつけてね!) You, too! (あなたもね!)
私は英語の専門家でもなければ英検等の資格も持ってない、ただ英語を使って外国の人と仲良くなりたい英語学習者です。「英語は通じれば多少間違っても問題ない」というスタンスです。ブログには自分の知った事だけを紹介しているので、高度な知識は持っていません。なので完璧な説明ができない事をご了承下さい。ただ「英語を知るって楽しいなぁ。英語で外国の人と仲良くなるって楽しいなぁ。英語ってテキトーでも通じるんだなぁ」と言いたいだけのブログですので、ご理解の上気楽にお読み頂ければありがたいです。
丁寧なお返事ありがとうございます。
言語というのは完全なものではないので、たまにある矛盾も納得しなくてはならないなあと時々思います。
よさん、コメント頂いていたのに反応せず失礼しました。
そうですね。言語は理屈や理論で考えるものではないので、そういう言い方もあるんだなぁと全てに納得してしまった方が簡単に理解できると思います。日本語もどんどん変わっていきますよね。最近の若い人達は「悲しい、嬉しい」を「悲しみ、嬉しみ」と言うそうです。間違ってるけど間違ってないという矛盾そのものですよね!なんでも受け入れて楽に勉強しましょう!
me tooはぜんぜん合ってますよ! you tooはand i love you too!の略だと思っています。どっちも違和感ないです。
ちなみに私は英語が第一言語のネイティブな日本人です。
Kazukiさん、コメントありがとうございます。
色んな意見がありますね!私のネイティブの友達はカリフォルニアとニュージーランド出身ですが、違和感はあるけどわかるから大丈夫、と答えてくれました。
私は相手に伝わればOKというスタンスで気楽に英語を学んでいますが、こうやってたくさんの人のお話を聞けるのは有意義でとてもありがたいです。違和感のある人ない人、地域や年代にもよるのでしょうね。日本語でも”関東住み”や”オトナ女子”という言葉に違和感を持つ人持たない人それぞれですし。言葉を知るのは楽しいです。
アドバイスありがとうございました!