私が英語を勉強していて思った事は、英語に過去形はつきものだということです。
いや当たり前でしょ…と思うかも知れませんが、私が英語が苦手だった頃と勉強してわかり始めた頃の感覚はまったく違っていて、こんなに過去形って大切なんだ!と気づかされました。
過去形を征する者は英語を征する。
と言いたいくらい過去形って重要です。覚えていつでも使えるようになれば、必ず英語が上達します。
英語日記は過去形ばかり
単純に英語の勉強をしていた時は気づかなかったんです。
参考書を開いて、今日は不定詞のセクション。翌日は比較級。また次の日は前置詞…等、文法だけを勉強していた時はひたすら構文などを勉強して覚えていたので、例文はあくまで例文に過ぎなくて、過去形とか現在形とか考えずに例文を眺めていました。
私の勉強法が変わり、英語日記をつけるようになってから、やたら過去形を使うことに気づきました。
なんとなく現在形が好きな私は、日記って過去形ばっかだなぁ〜。( ̄3 ̄)現在形がすっきりしてて好きなのに…
と、なかなか意味不明な不満を持っておりました。
書いても書いても過去形の文ばっかり!過去形に飽きてました。時々未来形が出てきて動詞の原形を使えた時はヒャッホーウ!と心踊ってました。(´・ω・`)喜ぶツボがわからん…
何週間かは「過去形ばっかだなぁ。原形が好きなのに〜。」程度の感想しか持ってなかったのですが、英語日記を書き始めて1ヶ月ほどたって、やっと気付いたんです。
あれ?会話って過去形ばっかり??もしや過去形ってめちゃ大切??って。
会話の半分以上は過去の話
自分のことを話す時って過去形が多いなぁと気づきました。
よく考えたら日記なんてだいたいがその日あった出来事をまとめますよね。1秒前はすでに過去。日記の内容は過去形が多くて当然。
今自分が心で思っていることを語れば現在形の日記が書けるけど、その心境に至るまでの過程はやっぱり過去。過去の出来事から現在の心境が語れる。結局過去形が出てくる。
友達と会話しててもだいたいは過去の話。日記(ライティング)でも会話(スピーキング)でも過去形をいっぱい使ってることに気づきました。
過去形ってめちゃくちゃ大事だなぁ…
未来形より過去形の方が大事じゃないかなぁと個人的には思いました。
過去形がないと状況把握に混乱する
未来形ももちろんよく使います。
I will study English. と言えば、英語の勉強するつもりがあることを伝えられます。
I’m going to study English. と言えばもう今からでも取りかかろうとしてるんだなとわかります。
でももし未来形をうまく使いこなせなくても、I study English tomorrow. ととりあえず tomorrow や next year などと付け加えておけば、「明日勉強するんだな」とか「来年から勉強始めるんだな」とわかります。未来形は英語初心者のうちは使いこなせなくてもどうにかなります。
でも過去形は早いうちから使いこなせておかないと色々誤解が生じます。
もし、I study English yesterday. と言ってしまうと、聞いた相手は”私は昨日英語の勉強をします”と聞き取ってしまい、「昨日勉強したってことかな?それとも yesterday と tomorrow を間違えてるのかな?明日勉強するのかな?」などと色々混乱させてしまいます。
study は studied のことかな?と察してくれる人が多いと思いますが、察してくれようとするばかりに tomorrow と間違えてるのかな?とさらに別のパターンまで推測しようとがんばってくれる人もいるんです。
例えばあなたがトマト嫌いだとします。
トマトを食べられるか挑戦したけど、好きじゃなかった。と言いたいあなた。
英語だと I tried tomatoes but I didn’t like them.
でも過去形を使いこなせず
I try tomatoes but I don’t like them.
という英語を言ったとしましょう。
英語がわかる人にはこう聞こえます。
「トマトを食べられるか挑戦します。でもトマトは嫌いです。」
トマトが好きじゃないけど克服したいんだな。がんばれ!って思われます。本当はもう挑戦し終わったことなのに。
あなた:I try tomatoes but I don’t like them.
(トマト食べてみたんだけど好きじゃなかったよ) ←と言ったつもり。
相手:(トマト食べてみるよ!好きじゃないんだけどね。と受け取り)
Oh, great! You can do it! Good luck!!
(すごいじゃん!キミならできるよ!がんばって!)
あなた:(えぇー!?なんでグレイトなの!?まだがんばらないといけないの!?もう好きじゃないってわかったのに…)
No, I don’t try it anymore.
(いや、もう挑戦しないよ)
相手:Huh?? (え!?今トライするって言ったじゃん!しないってどういうことーー!?)
てな感じで会話がごちゃごちゃになってしまいます。
まぁ、こんな会話も「トライしたけどダメだったのかな?」と察してくれるでしょうけど、上のように違う方向で成立してしまう事もあるわけです。( ̄∀ ̄)それはそれで面白い
過去形を使えていれば誤解は生じないわけです。未来形より重要だな…となんとなく思いますよね。(^^)未来形ももちろん重要なんですよ!
実際はやっぱり過去形は大切です。私の友達(日本人)もエピソードとして教えてくれたのですが、英語はわりと話せるのに時制の一致ができてなくて、全部現在形で外国人の友達と話してたんだそうです。ある日外国人の友達は「前から気になってたんだけど、キミの話は過去か未来かわからなくて混乱するんだよね。」と打ち明けられたそうです。
「私、過去形とか使わないといけないこと全然わかってなくて、何も考えずにずーっと現在形でしゃべってたの!友達すごい困ってたと思う。だってそれが昨日の話か去年の話か今日の話か明日の話かまったくわからなくて、全部推測しながら聞いてくれてたんだもんね。疲れただろうね~~(笑) 過去形覚えなきゃ!!」と話してくれました。
やっぱり混乱させてたようです。(´∀`)すごく参考になるエピソードありがとう!
みなさん!がんばって過去形使いましょう!
不規則な過去形を覚えておきましょう
過去形って言ってもそんなに難しいものではないですよね。たいがいの単語は動詞の原形に ed を付ければいいだけなので。
でも厄介なのが不規則動詞です。中学でも習いましたよね。edをつけるんじゃないやつ。あいつ。ややこしいやつ。
get got gotten とか習いましたよね。全部違うじゃん!ってやつ。come came come ってまた原形に戻ってるし!ってツッコミたくなるやつ。hit hit hit 全部同じやん!!!過去か未来かわからん!とお手上げなやつ。
面倒だけど、これ覚えておきましょう。絶対使うので。日常で本当によく使う動詞を一覧にしておきました。ぜひスクショしてくださいね!まだまだあるけど、あとは英語に触れていくうちに覚えていけばいいと思います。(*^^*)使ってたら自然と覚えていくので大丈夫!
動詞の原形 | 過去形 | 過去分詞形 |
have | had | had |
get | got | gotten |
take | took | taken |
come | came | come |
make | made | made |
give | gave | given |
leave | left | left |
choose | chose | chosen |
stand | stood | stood |
run | ran | run |
set | set | set |
read | read | read |
*can could と will would、am/is was, are were は表から省きました。
これだけでもたくさんありすぎ覚えるのが嫌になりますよね。でもがんばって!本を読んだり人の話を聞いたりする時に、過去の話だな、現在の話だな、と理解できると話の流れもくみ取りやすくなります。英語の瞬発力が上がりますよ!
まとめ
過去形を覚えるって、すごく初歩的な事のようで英語のスキルが上がった実感はないと思います。難しい単語や文法覚えた方が「勉強したー!」という満足度が高いので、過去形を覚えるなんてつまらないと思います。
でもものすごーーーく重要なことなので、現在形と過去形(と未来形)の区別ができるようになって下さい!
不規則動詞だけでなく、edを付けるだけの簡単な過去形も聞き取れるようになっておいて下さい。edの部分は発音が弱いので聞き逃しやすいです。聞き逃すと話が見えなくなってしまうので、聞き取れるように過去形の文に慣れて下さいね!
コツコツ地道な方法で飽きてしまいそうになるけど、いつか必ずやってくる上達の爆発を楽しみにして下さい。千里の道も一歩より。ふと後ろを振り向けば、たくさんのあなたの英語の足跡が見えるようなります。気づけばものすごく英語が上達していますから!(*^^*)経験談です
コメント
はじめまして
記事を読んだら思い出しました。
いわゆる過去
をあらわす動詞としてではなく…
この世界ではない、想像上の世界を表す動詞を「過去形」、
この世界を「現在形」、
と考えれば、未来のこと、仮定のこと、辞書のこと、完了のこと、と
時制で説明しきれない範囲まで
理解が及びませんか?
英語話者はそのように動詞をとらえているときいたことがあります。
ネットは学習指導要領に基づいたものばかりで、特に仮定法はなぜ過去形を使うのかと言えば、むりやり覚えましょう的なものしかみかけません。そのような情報はどこに消えたと思う位に。
中学生の息子のパパです。そのような情報をお持ちでしたら、お願いします。
takajiveさん、コメントありがとうございます。
「過去形は想像上の世界」という話は初めて聞きましたがとても納得できました。興味深い概念ですね。過去形の持つニュアンスをイメージしやすくなります。
昔NHKの英会話番組で「過去形は自分から遠い存在のもの」という考え方だと聞いた記憶があります。
敬語にWould you ~? Could you ~?と過去形を使うのは、その人が自分にとって遠い存在(フレンドリーでない)だから。と聞いてなるほど!と思いました。
なので仮定法も、I wish I were a bird. も現実的ではない遠い話だから過去形を使う、と理解していましたが、「想像上の世界の話は過去形」と考えるととてもわかりやすいですね!
私にはその「過去形は想像上の世界の動詞」という概念が正しいのかという判別ができませんが、その説で理解が進むのでしたら、その説を信じるのはとても良い事だと思います。英語に不正解の勉強法はないと私は思っています。
そして仮定法の説明をわかりやすくされているサイトが2件ありました。
こちらはtakajiveさんの納得される記事ではないかと期待しています。息子さんと楽しく英語学習できますように(*^^*)