I’m sorryの本当の意味知ってますか?

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I’m sorry. って「ごめんなさい」という意味が一番に浮かぶと思いますが、実はそれだけではありません。

知ってるよ。

って人も多いと思います。あまりに基本的な英語のフレーズなので紹介するのもなぁ~…と悩みましたが、おさらいの気持ちで読んで頂きましょう!新しい発見があるかも?

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I’m sorryのもう一つの意味

I’m sorry で最初に浮かぶ意味は何と言っても「ごめんなさい」ですよね。

英語を勉強している人なら「いやいやそれだけじゃないよ!」と思えても、英語が苦手な人、特に興味のない人はこれ以外の意味は知らないと思います。

もう一つの意味は知っていますか?
では大きな声で言ってみましょう!せーの!!

お気の毒に

That’s right!!

「お気の毒に」という意味ですね。

うーん…「ごめんなさい」と「お気の毒に」がなんで同じフレーズなんでしょうね?自分に非があって謝ることと、相手を思いやって声をかけることは意味もシチュエーションも全然違いますよね。

「ごめんなさい」という意味以外で使ったことのない人だと「ホントに”お気の毒に”って意味で通じるの?」と疑ってしまいそうです。( ̄ー ̄)私は疑いまくりました

でもたくさんの I’m sorry な場面に出会うとわかるようになるんです。そして今はコアの意味にも気づいたので、より深く I’m sorry の意味がわかるようになりました。

I’m sorryのコアの意味

sorry にもちゃんとコアの意味があります。それは、

心が痛い

という意味です。

心を痛めて「ごめんなさい」と思ったり「お気の毒に」と思ったりするのです。

では眉根を寄せて困った顔で感情を入れてお読みください。

自分のしたことが悪かった。自責の念に駆られる。相手を傷つけたかもしれない。つらくてつらくて心が痛い。やり切れない。とんでもないことをした。なんという苦しみ… あぁ…あぁ… I’m sorry.

私の大切な友達がつらそう。身内を亡くしたからだよね。その憔悴しきった顔を見るとつらい。自分のことのように悲しい。心が痛い。私はあなたに寄り添ってあげられるのかな?あぁ…あぁ… I’m sorry.

どうですか?どちらも心をひどく痛めていますよね。sorry にはこんな意味があったんです。

よく「ネイティブは I’m sorry は本当に悪いと思った時にしか使わない」とか「日本人は I’m sorry って謝りすぎ。なんでそんな些細なことで I’m sorry って言うのかわからない」とか言ってるの聞きますよね。英会話の本などにもこういう話載っています。

本来、I’m sorry は「お気の毒に」という意味で使われていたそうです。(゚д゚)なんとこっちがオリジナル! 後に「ごめんなさい」という意味でも使われるようになりました。

心が痛い。辛い。苦痛の中にいる。sorrow(ひどい悲しみ), sore(痛い), sad(悲しい) と同じ語源なのです。そういやスペル似てますよね。どれもつらい状況の英語ですよね。

これらの英語は sar という言葉(Old English)から sore という言葉が生まれ、それが派生して sorrow, sorry, sad などの言葉ができたらしいのです。*参考:ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY, Wiktionary

コアの意味がわかると、なぜ I’m sorry と謝ることが”言い過ぎ”なのかわかりますね。日本語の感覚で言うと「本当に申し訳ありません」という感じでしょうか。

まぁ実際には毎回ここまで深刻な気持ちで I’m sorry なんて言わない場面も多いですけど(シチュエーションで深刻度もわかりますよね)、本来はこれほどまでに心を痛めている意味だとわかれば、「お気の毒に」という意味でも理解しやすいと思います。

I’m sorryの場面を感じよう

では I’m sorry な場面を実際に見て頂きましょう。

Matthewが私の家に泊まりに来た時、棚に飾ってある祖母の写真を見て、

Matthew:これはShikiのおばあちゃん?いくつなの?

Shiki:92歳だったけど、3か月前に亡くなったの

Matthew:Oh, I’m sorry for your loss. Please accept my condolences.

どうでしょう?コアの意味がわかってから聞くと I’m sorry の言葉が心にしみますよね。日本語訳はつけないでおきます。感覚で感じ取ってください。

ちなみに I’m sorry for your loss. Please accept my condolences. はセットのような言葉で、誰かが亡くなった時のお悔やみの言葉として使われます。condolences と複数形にすることでたくさんの悲しみの気持ちが表されます。

*お悔やみの言葉をもらったらお礼の言葉はThank youだけで十分伝わります。

Kateが遊びに誘ってくれた時の話です。

Kate:ねぇShiki!今度の週末一緒に出かけない?

Shiki:誘ってくれてありがとう。でも今ひどい風邪を引いていて週末までに治りそうもないの。

Kate:Oh no! I’m sorry! That’s terrible! Please take a rest. Hope you get well soon!

Kateが自分のことのように気遣ってくれる様子がわかってとても嬉しかったです。病気の時にも I’m sorry はよく聞きます。

Emmaが私のメッセンジャーのチャットを2週間以上放置して、心配で連絡したのにさらに1週間くらい返事がこなかった時の話です。

Shiki:Emma元気?忙しい?前回の返事がないから心配してるよ。元気ならいいんだけど。

(1週間後)

Emma:I’m sorry it always takes me so long to reply. I’m super busy!

sorry it takes me so long to reply もよく使われる言葉です。「返事が遅れてごめんなさい」という意味です。あ、訳しちゃった。

Emmaの返事はいつも遅いんです。寝る間もないほど忙しい人だから仕方ないんですけど時々心配になります。最近は慣れたので全然連絡来なくても平気ですが、久しぶりに返事が来た時のやり取りはいつもこんな感じです。返信の遅いことをとても気にしてくれてます。

そしてこんな場面でも I’m sorry を使う事ができます。

A:今日は単語テストあるよね。ばっちり勉強したから自信あるよ!(*^^)v

B:あーーー!!!忘れてた!やばいっ、全然覚えてないよ!Σ( ゚Д゚;;

A:I’m sorry~~( ̄▽ ̄)

こうやって皮肉を込めた使い方もできます。「お気の毒様♪」「ご愁傷さまですっ!」という感じですね。日本語でもこんなやりとりしますよね。もちろんこの使い方は仲良しの人とだけでお願いしますよ!

まとめ

とても基本的なフレーズを紹介しましたがどうでしたか?知ってる英語を復習するのは理解がより深まるので良いことです。なるほど!良い復習ができた、と思えた部分があれば嬉しいです。

言葉は丸暗記よりもイメージで理解した方が、どんな時に使えばいいのかがわかって本当に使いこなせるようになります。あなたの中に言葉のイメージをどんどん溜めてどんどん使ってくださいね!

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コメント

  1. みゆき より:

    おはようございます。
    ネットでoverwhelme の使い方を調べている時にShiki さんのブログにたどり着きました。overwhelme を「わぁーと言う感じ」と表現していて、これは辞書には載ってないけど、わかりやすいなぁと感じました。言葉にするとその時々のシチュエーションで沢山の日本語を覚えなければなりませんが、「わあー」とイメージできたら、この単語の理解はOKですものね。そしてさらに、I’m sorry を「心が痛む」がコアなのだと言うのも納得しました。「I’m sorry to hear that 」のフレーズの理解がイマイチだったのですが、これは「大変だったね。その気持ち、わかるよ」のイメージがやっと掴めました。
    よく「英語をイメージで理解するように」と言われますが、それを簡単にイメージできない人は私を含めて大勢いると思います。

    年末でお忙しいでしょうけど、ご自愛ください。良いお年を。

    • Shiki より:

      みゆきさん、コメントありがとうございます。
      私の体験から得た英語の知識や感覚が、みゆきさんにもうまく伝わったこと嬉しいです!一つの単語に複数の日本語の意味があると覚えるのが大変ですよね。コアの意味(イメージ)がわかれば応用しやすくなる事を知り、それをたくさんの人に伝えたいと頑張っています。文法より大切なことだと考えています。

      お気遣いの言葉も頂きありがとうございました。まだまだ寒い冬、みゆきさんもご自愛ください。

コメントは…歓迎します!\(^o^)/

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