cry を「泣く」という意味で覚えているあなた!!
そんな覚え方だと英語を楽しむ人生の半分cryくらい損してますよ!
まぁ半分は言いすぎですが、それcryくらい覚えてほしい大事な意味を持っている単語なんです。
cry のコアの意味がわかると英語の理解の幅が今までの倍cryくらい広がりますよ!
cryの意味は泣く…でいいよね?
cry という英語を聞いてすぐに思い浮かべるのは「泣く」という意味だと思います。
A little boy is crying.
(小さな男の子が泣いている)
My daughter cries easily when things don’t go her way.
(娘は自分の思い通りにならないとすぐ泣きます)
こんな感じで cry という英語を使ったり、意味がわかったりしていると思います。
でもこんな英語が出てきたら、ちょっとあれ?と思いませんか?
“You’re rude!” A lady cried.
“Hey, Matthew!!” Shiki cried when she saw him at a station by chance.
失礼な目に遭って泣くの?まぁそんな人もいるかな。
Shikiは Matthewと偶然会って泣くの?今生の別れでもしてたの?
Matthewは日本在住のニュージーランド人です
と、ちょっと「ん?変じゃない?」と思ってしまう人もいるかと思います。
これは cry を「泣く」という意味で覚えてしまっているからです。
逆に、
She cries silently.
と聞くと、英語に慣れている人はちょっと違和感を覚えます。(おかしくない場合もあります。その説明は後ほど)
ここまで読んで cry のコアの意味に気づいてきた人もいるかも知れませんね!
では cry のコアの意味を紹介していきます!
cryのコアの意味
cry のコアの意味は「叫ぶ」です。
「大きな声で叫ぶ」というのが cry の大元の意味です。
そこから声をあげて泣くという意味がついてきたのだと想像します。(後で調べた語源辞典にもそのような記述がありました)
洋書を読んでいると、さっきの例文 “You’re rude!” A lady cried. というような、!マークのついたセリフの後に cry と言う言葉が添えられている事が多くて気付きました。
私も「cry=泣く」という意味で覚えていたので、初めは
これ泣いてないよね?なんで cry なの?
と思ってましたが、何度も英語を読んでいくうちに
あ、これは「叫ぶ」がコアの意味で、そこから派生して「泣く」になったんだな
と分かるようになりました。
それからは泣く場面で cry という言葉が出てくると声をあげて泣いているイメージが浮かぶようになりました。
静かに泣く時もcryと言うのはなぜ?
でも声を出してなくても cry って言う人もいるよ?
cry silently / cry quietly って表現もネット辞書に載ってたりするよ?
( ̄д ̄)これはどう説明するのじゃ?
と思った人もいますよね。
声を出してないのに「声をあげて泣く」ってどういうこと?矛盾してるじゃん。
これは、
cry は泣くという言葉で有名になりすぎて、cry が一般的な「泣く」という意味で認識されるようになったのだと思います。(Shiki的見解)
日本語でも、涙を流しただけで「号泣!」って表現するメディアも多いですもんね。
言葉は元の意味を無視してひとり歩きするものです。
元の意味からは外れてるけど一般的に広まって、すっかり定着した言葉はたくさんあります。cry もその一つだと思います。
なので、cryと聞けば、
叫んでるのかな?声をあげて泣いているのかな?
とイメージできるようになり、cry silently と付け足されていれば、声を殺して泣いているんだなと想像できるようになります。
silently って言ってるけど、心の中では泣き叫んでるのかも知れないな
と想像を膨らませたりして、英語の文を楽しむ事もできますよ!イメージできるって楽しいですよね(*^^*)
cryの違いがイメージできる例文
では今までの説明を踏まえて、例文で cry をイメージしていただきましょう。
シチュエーションその1
日本人の倉井さんとイギリス人のClydeさんが、洞窟にトレッキングへ行きました。
あまりの暗さにびっくりして、( ;´Д`)なんかもう想像できますわ…
Clyde! 暗い!
Kurai cried at Clyde.
(倉井はクライドに「クライド!暗い!」と叫んだ) ( ;´Д`)ほらもう…
シチュエーションその2
そして倉井さんとClydeさんは、ランチに激辛麻婆豆腐を食べました。( ;´Д`)あ、続くのね…
からい!Clyde!
Kurai cries at Clyde.
(倉井はクライドに「からい!クライド!」と叫ぶ) ( ;´Д`)クライドさん日本語わかるのね
シチュエーションその3
あまりの辛さに倉井さんは涙が止まらず、( ;´Д`)もう嫌な予感しかしない…
つらい、Clyde…
Kurai cried.
(倉井は「つらい、クライド…」と泣いた) ( ;´Д`)やっぱり…
倉井さんとクライドさんのやり取り、イメージできましたか?
え?例文がおもしろすぎて、cry-laughing(笑い泣き)ですって!?
そりゃブロガー冥利に尽きますわ♡ ( ;´Д`)いや、みんな呆れて泣いてるのよ
ぜひ例文を声に出して読んでみてくださいね!
短くて簡単な文章ですが、lとrとラの発音の違いを意識しながら読むと意外と難しいですよ!(´∀`*)がんばって!
他の”泣く”という英語
cry は声を上げて泣くということはわかった。じゃあ声を出さないで泣くのはどんな英語なの?
と思ったアナタ!もちろん紹介しますよ!
tear … これは涙という意味ですが、涙を流すという動詞にもなります。
shed a tear / shed tears という熟語もあります。
ぽろっと一筋の涙を流すところをイメージしてみてください。声も出さずに静かに泣いている感じがわかると思います。
weep … こちらはめそめそ泣いているイメージの英語です。
うなだれて落ち込んでいるような、悲しそうな感じです。
しだれ桜は英語で weeping tree と言いますが、そう名付けられた意味に納得しますよね。
sob … この英語はしゃくり泣きという言葉がしっくりきます。
ひっくひっく肩を上げて泣いている感じです。
こちらも cry と同じで号泣している感じも取れますよね。鼻水垂らしてすんごい顔で泣いてる姿が想像できます。
まとめ
cry の元々の意味は「叫ぶ」だった!
cry は「泣く」という意味だけで覚えていた人も、これからは頭の中にイメージを描いて cry という言葉を使ったり読み取ったりできるようになると思います。
イメージが浮かぶようになると英語はますます楽しくなり、もっと英語を知りたいと思うようになりますよ!
英語のコアの意味を知って、どんどん広く想像できるようになりましょう。英語がどんどん上達します。
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