blackの語源はこんな理由からだった!

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ちょっと雑談

言葉の語源を知るのって楽しいですよね!私も語源だけでなく、起源とかルーツとか知るのが好きなんですが、思いがけずblackの語源を知ってしまいました。

へぇ~~~!とやたら感動したのでご紹介します。

 

blackという英語は早い時期からできていた!

言葉は今でこそ溢れんばかりにありますが、人間が言葉を話し始めた頃はもっともっと少ないボキャブラリーで話していたと思います。

 

人類の初めの方の人たちはいくつくらいの言葉でコミュニケーション取ってたんでしょうね?

 

その中でも black (黒) はもっとも早い段階でできた言葉だったそうです。

 

言葉の語源は諸説あるとは思いますが、black は、“lacking hue and brightness” 「色相と明るさが欠けている」という意味からきたということです。

 

へぇ~、lack of brightness (明るさの欠如)かぁ。←すでに文法が破綻していますが気にせずお読みください

 

え?ちょっと待って!BLACKって ”LACK of Brightness” から来てるの!?

 

Brightness が LACK してるの?

 

Brightness LACK, Bright LACK, B…LACK…

 

BLACK!!!!!バンザーーイ!\(^o^)/大喜利的なやつ!!

 

すごーー!シャレじゃん!おやじギャグじゃん! dad jokeじゃん!!しょーもな!と感動してしまったわけです。(*´з`)山田く~ん座布団全部持ってって!

 

感動のあまりすぐさま隣にいた夫Hiroyukiに「lack of brightness の B と LACK で BLACK って意味っぽいよ!!」と話しました。Hiroyukiも「へぇ~なるほど~!」と関心を示し、ふたりで「言葉っておもしろいね~。やっぱり早くにできた言葉はシンプルなんだね~」と盛り上がったのですが、

 

なんせ私の英語スキルでネイティブの英語サイトがすらすら読めるわけがない。( ̄▽ ̄)どやっ

 

心配になってあと5回くらい読んだのですが、やっぱりどう考えても lack of brightness もじってるじゃん!と思って、EmmaとKateに「面白いサイト見つけたんだけど!blackってシャレっぽい語源なの!?」と聞いてみました。

 

シャレじゃなかった!!!(;´Д`)あ、やっぱり?

 

lack of brightness という意味は合ってるわよ(*^^*)
でも black の語源は Proto Germanic の blakaz という言葉で “burnt(焦げた)” という意味からきてるの。

 

ということでした!

 

Proto Germanic はゲルマン祖語というドイツ語系の言葉の先祖です。blakazとは「全ての色が焦げた時にできる色」という意味なんですって!どんな色も焦げると黒くなりますよね~。

 

そしてこの blakaz は dark(暗い)という言葉にも変化していきます。
凸\( ゚Д゚)へーへーへーへー

 

whiteとblackは同じ語源!?

blackの語源が面白かったので、もっと理解したくなって、簡単な英語、読みやすい英語を求めて色んな英語のサイトを読み漁りました。(10サイトくらい読みました)

 

するとまたびっくりな諸説が!

 

なんとwhite(白)とblack(黒)が同じ語源だという説です!!!

 

えぇ!?まったく反対の色なのに!?( ゚Д゚)えぇ!?

 

どちらも ”absence of color (色がない)” という意味なんです。

 

white のフランス語は blanc と言いますよね。白い山という意味の「モンブラン」と言えばピンとくると思います。あとは白ワインの種類の「ソーヴィニヨンブラン」とか。black と blanc。スペルが似てますよね!

 

blanc には blank(ブランク=空白)という英語の意味もあります。空白というのは「何もない」状態ですよね。白も黒も「色が何もない」状態。 blanc から来ているという説もありますよ!

 

この何もないというのは色の原則も由来しているとかなんとかかんとか。

 

光の三原色、赤(red)青(blue)緑(green)を全部重ねると白くなりますね。全ての色がかき消されて白になります。そして色の三原色は、赤紫(magenta)空色(cyan)黄色(yellow)を全部重ねると黒くなりますよね。全ての色がかき消されて黒になります。

 

この”色が消える”という同じ概念で black と white という言葉ができたらしいのです。

 

なんか後付けな感じもしますけど。そんな昔々に、そんな科学的根拠が解明されてたんでしょうかね?でもそんな科学が証明される前から「色がない」という概念を持っていたなんてすごいなぁと感動もしたり。ロマンを感じますよね~(*^^*)

 

語源を知ると英語も覚えやすい!?

結局今日は何の話なのかと言いますと、ただの井戸端会議的な雑談でもあるのですが、語源がわかると同じ種類の言葉も見つけやすくなると言いたいわけです。

 

例えば、black と似た言葉は bleach。

 

いや、全然似てないじゃん。

 

というツッコミは…受け付けまーす\(^o^)/私も思った!

 

bleach って「漂白する」って意味ですよね。色をなくすという意味なんです。ほら、黒と同じ「色がない」という意味になるでしょ?

 

blaze という英語は「激しい炎」という意味です。炎が燃えるとどうなりますか?焦げますよね。焦げた色は何色ですか?

 

BLACK!!!ぶらぁっく!らぁっく…ぁっく…っく…

 

ほら、また色がないという black と同じグループに入りました。

 

英語ってこじつけが激しすぎる!!!

 

みんな納得してないと思いますが、語源的にはそういうことだそうですよ。ちょっと私も納得できませんけど。(^-^;強引だわ~

 

少ない言葉から色々生み出すってこういうことなんでしょうね。昔の人すごい!

 

*色が強いので使うのを避けてきた黒をとうとう使ってしまいました…

 

納得できる言葉も探せば色々ありますよ。

 

例えば ex は「外に」という意味です。そこから派生して「(外に出して)明らかにする」という意味も持ちます。

express 表現する(感情を外に出す)
expand 拡大する(外に広げる)
export 輸出する(国外に出す)
expire 期限切れ(期限の外に出る)
exactly 確かに(明らかである)

exという言葉が出てくると初めて見聞きしても「とにかく外に向いた意味だな」と予想ができますよね。

 

tele という英語は昔のラテン語で「遠く」という意味を持ちます。

telephone 電話(言葉を遠くに送る)
teleport 瞬間移動する(ある遠い場所へ送る)
television テレビ(遠くに映像を送る)
telepathy テレパシー(遠くに念を送る)
telescope 望遠鏡(遠くのものを見る)

teleと聞くと「遠くへ送る」という意味を浮かべられますよね。電気的な念力的な感じもします。

 

他にもたくさんありますが、長くなるのでこの辺で。

 

まとめ

black の語源から話が teleportation してしまいましたが、語源を知ると英語の意味を想像しやすくなります。語源を知ると歴史やその人種の考え方を知るきっかけになります。けっこう楽しいですよ!

 

色々な英語の語源を調べてみてください。unexpected(予期せず)に夢中になってしまうかも!

 

英語の語源を知りたい人はこちらのサイトをどうぞ!→ Online Etymology Dictionary(英語)

 

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