英語を話す、書くと言っても、やっぱり私は日本人なので、日本語をそのまま英語にしたような表現をしてしまうことがよくあります。例えば、私は「でも」や「だから」を多用するので、英語でもつい but, so を多用します。これは私に限らず、日本人にはありがちなことではないかと思います。
でも!(ほらさっそく…)
英語で but but but but 言いまくるのもなんか芸がないというか、アホっぽいというか、私 but ばっかりだなぁ…とちょっと悩んでしまいます。私の英文を読み返すと、本当に but ばかりの文章です。(英語は同じ表現を繰り返すことを嫌います。やっぱりアホっぽく見えるそうです)
でもでも!もうひとつ「でも」や「しかし」の単語がありますよね。however という単語が。文頭で「でも」と言いたい(書きたい)時はこの単語を使うという決まりがあり、but は文の初めには使えないそうです(なぜかは知らぬ)。
というわけで、例文を書いてみると
I went to the museum for my homework but I don’t like museums.
(私は宿題のために博物館に行ったけど、博物館は好きじゃないんです。)
とか、
I couldn’t go to the beach because of a heavy rain. But I wanted swimming.
(大雨で海に行けなかったよ。でも泳ぎたかったなぁ。)
と文頭に but は禁止と言われても使ってしまったりします。(正しくは禁止ですが、カジュアルな場では別に使っても大丈夫だと思います。ネイティブの文章でも時々見かけますし。私の英語の師匠Steveさんは正しい英語を教えてくれるので「禁止ですよ」と言ってくれますが)
さてさて、この but の嵐。but使いたい病。これは日本人にとって不治の病でしょうか?それともどうにか however を使って乗り切りましょうか?
ダ~イジョ~ブ~~~♪(^◇^)100人乗らないけど~
大丈夫です!実はとっても自然に「でも」と言える単語があるんです!それは?
そうです! though です!
無理やりカタカナで書くと「ゾォゥ」って感じの発音です。even though(~にも関わらず)という意味でよく見るアレです。この though を文の最後につけるんです。「でも」「しかし」よりももっと簡単に自然に「~なんだけどね」という表現になるんです!!!
上の例文を though を使って書き換えてみます。
I went to the museum for my homework but I don’t like museums.
→ I went to the museum for my homework, I don’t like museums though. (宿題のために博物館に行きました。博物館は好きじゃないんだけどね。)
I couldn’t go to the beach because of a heavy rain. But I wanted swimming.
→ I couldn’t go to the beach because of a heavy rain. I wanted swimming though. (大雨で海に行けなかったよ。泳ぎたかったんだけどね。)
どうですか?最初の文より自然に会話してる感じが出てませんか?
though はあとでちょっと本音を添える感じの英語なんです。
日本語でも言いますよね。最後にちょろっと「本当は〇〇なんだけどね。。。」と付け足して本音を軽く言ったりしますよね。英語にもそんな表現があるんです。というか英語圏の人もそんな同じ感覚を持ってるんです。なんでもズバッと本音を言いそうなイメージなのに!
私は though の使い方を覚えて以来、本当によく使っています。
I like study English, it’s hard for me though. とか、
My apartment doesn’t allow to have any pets, I want dogs and cats though. とか、
I want to live in New Zealand, it’s probably impossible though. とか、本当に色々使えます。
うーーん、私は本音で生きてるんですかね?( ̄▽ ̄)
but の多用に悩んでいたアナタ。ぜひ though を使ってみてください!使いやすさにびっくりします。会話がさらに豊かになりますよ!会話する相手がいないなら、まずは心の中で「本当は〇〇なんだけどね」と英語で練習しておきましょう。きっと海外旅行に行ったらすぐ使う機会がありますよ!
I have to return to Japan tomorrow, I don’t want it though. ってね♪
~追記~
これを読んで but と though の使い分けが分からない!よけいにややこしくなった!と思った人もいるかもしれません。そんな時は though の事を忘れてください。全部 but でも通じます。
本文中にも書きましたが、though はちょろっと本音を添える時に言う言葉のように思います。日本語でその感覚が分かればきっと使えるようになりますよ(*^^*)